「個別インタビュー」は、「デプスインタビュー」とも呼ばれる定性調査の手法で、調査の対象者一人ずつに個別にインタビューを実施するものです。
複数の対象者を同時に集めてインタビューを実施する調査手法を「グループインタビュー」と呼びますが、このグループインタビューでは、1グループ(5~6人)単位で1~2時間程度のインタビューを実施しますので、一人あたりの発言時間はあまり長くはありません。
一方、個別インタビュー(デプスインタビュー)では、1人で30分~1時間程度のインタビューを実施することが多く、また、他の参加者に話を聞かれる心配がないため、グループインタビューより深い内容のインタビューを実施することができます。特に、あまり他人に聞かれたくないような話を聞く場合には、個別インタビューのほうが望ましいと言えます。
例えば、男性の薄毛に関する悩みや、女性の生理に関する悩みなどは、個別インタビューのほうが対象者が話しやすいかもしれません。
ただし、グループインタビューのように、他の人の話を聞いて、「そう言えば、私も・・・」と何かを思い出してもらえることができませんので、調査担当者が如何に上手に深堀できるかが成果の良し悪しに繋がります。
また、あくまでも、仮説の構築を目的とするのであれば、ターゲットの中で可能な限り多様性のある対象者を集めて、いろんな意見を出してもらえるように工夫をすることも大切です。

2022/10/25

2022/10/25

2022/9/28